XServerビジネスの共有サーバーには、スタンダード・プレミアム・エンタープライズの3プランがあります。
上位プランほど料金は高くなりますが、マネージド専用サーバーのようにCPUやメモリを専有するプランへ変わるわけではありません。
3つとも共有サーバーです。
そのため、「高いプランほど大幅にサーバー性能が上がる」と考えて選ぶのではなく、容量と法人向け運用支援の違いに追加料金を払うかで判断するのが分かりやすいです。
※料金・仕様は2026年9月20日時点で確認した通常料金を基準にしています。期間限定キャンペーン価格は判断基準から除外しています。
3プランの料金差
| プラン | 36か月契約の通常月額換算 |
|---|---|
| スタンダード | 3,762円 |
| プレミアム | 7,524円 |
| エンタープライズ | 11,286円 |
初期費用は3プランとも16,500円です。
スタンダードからプレミアムへ上げると月3,762円、36か月では135,432円の差になります。
プレミアムからエンタープライズも同じく月3,762円、36か月で135,432円の差です。
スタンダードとエンタープライズでは、36か月で270,864円の差になります。
上位プランへ払う金額は小さくありません。容量100GBの追加だけを見るのではなく、運用代行や専用窓口サポートまで実際に使うかで判断します。
まずは3プランの違いを整理
- 月額換算3,762円
- 容量700GB NVMe
- ホームページ無料制作サービス利用可
- ホームページ運用代行の無料枠なし
- 専用窓口サポートなし
- 月額換算7,524円
- 容量800GB NVMe
- ホームページ無料制作サービス利用可
- 対象サイトの運用代行が月1回まで無料
- 専用窓口サポートなし
- 月額換算11,286円
- 容量900GB NVMe
- ホームページ無料制作サービス利用可
- 対象サイトの運用代行が月3回まで無料
- 専用窓口サポートあり
普通の法人サイトならスタンダードから考えてよい
スタンダードでも容量は700GBあります。
また、XServerビジネスとして、設定おまかせサポート、サーバー移転代行、Web改ざん検知、SLAなどの法人向け機能を利用できます。
そのため、会社ホームページや採用サイト、WordPressサイトなどを運営するだけで、上位プラン固有の支援を必要としていない場合は、スタンダードから検討できます。
- 700GBで容量が足りる
- 会社サイトを自社や制作会社で更新できる
- ホームページ運用代行を毎月依頼する必要がない
- 専用窓口サポートを必要としていない
- 将来必要になったら上位プランへ変更する方法で問題ない
プレミアムの価値は100GB増加だけではない
プレミアムでは容量が700GBから800GBへ100GB増えます。
ただし、この100GBだけを目的に月3,762円を追加するかは慎重に考えたいところです。
プレミアムでより分かりやすい差になるのが、ホームページ無料制作サービスで作成したサイトの運用代行を月1回まで無料で利用できることです。
対象サイトでは、画像やテキストの修正、WordPressテーマやプラグインのアップデートなど、規定された作業を依頼できます。
この無料運用代行は、XServerビジネスの「ホームページ無料制作サービス」で作成したサイトが対象です。自社や別の制作会社で作成したWebサイトの更新作業が、何でも月1回無料になるわけではありません。
XServerビジネスにホームページ制作だけでなく、その後の簡単な更新作業まで継続して任せたいなら、月1回の無料運用代行に追加料金を払う意味が出てきます。
エンタープライズは専用窓口サポートが大きな境界
エンタープライズでは容量が900GBになり、対象サイトのホームページ運用代行も月3回まで無料になります。
さらに共有サーバー3プランの中では、エンタープライズだけが専用窓口サポートの対象です。
専用窓口では、サービスに関する相談や運用上のトラブルシューティング、各種手続きなどについて専門チームから支援を受けられます。
一般的な問い合わせ窓口で十分な会社であれば、これだけを理由にエンタープライズへ上げる必要はありません。
一方、Webサイトが業務上重要で、トラブルや運用課題について通常サポートより踏み込んだ相談窓口を持つことに価値がある企業なら、エンタープライズを選ぶ理由になります。
- 800GBでは容量が足りない
- 対象サイトの運用代行を月1回より多く利用したい
- 月3回の無料運用代行を実際に使う
- 専用窓口サポートを業務上必要としている
「性能を上げたい」なら共有3プランだけで考えない
スタンダード・プレミアム・エンタープライズは、いずれも共有サーバーです。
CPUやメモリを自社専用に確保したい、専用IPが必要、他ユーザーとサーバーリソースを共有しない環境が必要という場合は、共有サーバー内でエンタープライズへ上げる問題とは別です。
その場合は、XServerビジネスのマネージド専用サーバーを検討する必要があります。
「アクセスが多いから、とりあえず共有サーバーの一番高いプラン」という選び方ではなく、共有環境でよいのか、専用環境が必要なのかを先に分けて考えます。
迷うならスタンダードから上げられる
XServerビジネスの共有サーバーは、上位プランへの変更に対応しています。
スタンダードからプレミアム、スタンダードやプレミアムからエンタープライズへの変更が可能です。
本契約後も変更でき、申請後に上位プランが適用され、利用期限までの差額を支払う仕組みです。
一方で、下位プランへの変更には対応していません。
上位プラン固有の機能を今すぐ使う理由がなければ、スタンダードから始め、必要になった時点でプレミアムやエンタープライズへ上げる選択肢があります。
逆に最初からエンタープライズを契約し、後から「スタンダードで十分だった」と分かっても、そのまま下位プランへ変更することはできません。
3プランを最終的にこう選ぶ
スタンダード
700GBで足り、ホームページ運用代行や専用窓口サポートを必要としていない。
プレミアム
800GBが必要、またはXServerビジネスのホームページ無料制作サービスで作ったサイトについて、月1回の無料運用代行を使いたい。
エンタープライズ
900GBが必要、月3回の無料運用代行を使いたい、または専用窓口サポートに業務上の価値がある。
容量・運用代行・専用窓口のいずれにも明確な必要性がなければ、価格だけ高い上位プランを選ぶ必要はありません。
そもそもXServerビジネスが必要か迷っているなら
この比較は、XServerビジネスの共有サーバーを利用するところまでは決めている人向けです。
通常のエックスサーバーでも会社サイトには十分ではないか、という段階なら先にこちらを確認できます。
小規模法人はXServerビジネスが必要?エックスサーバーとの違いと選び方
700GBで足り、上位プラン固有の運用支援が不要。
→ スタンダード。
800GBが必要、または対象サイトの運用代行を月1回利用したい。
→ プレミアム。
900GB、月3回の運用代行、専用窓口サポートのいずれかに明確な価値がある。
→ エンタープライズ。
迷った場合は、後から上位変更できる一方で下位変更はできないことも含め、現在必要なプランから選ぶのが基本です。